ずっと使える基本の野菜料理 福岡 太宰府のマクロビ・和薬膳の料理教室
2016-06-15

梅干し通信2

皆さんは、梅干しもう漬けましたか?私は、10キロほど漬けられる常滑焼のカメと重石をセットで予約しました。
ネットでも常滑焼、梅干し用と検索したら、HP がありました。
特におススメは陶器の重石です。
http://kitchengoods-yanagiya.com/?page=product&prod=156。
まだの方は、ぜひ、調べてみてね。

img_0120.jpg

それから、塩についてです。
昨年よりベジガーデンの愛情ブレンドを作り、味噌や梅干しに利用して頂いてますが、これがすごく美味しくできると皆さんから嬉しいご意見を頂いています!
私の方法では、青梅2キロにつき、300gの塩を使います。

以下は、ソルトコーディネーターでもある三重県御浜町「松本農園」の松本清さんの話を参考にしながら、私なりにまとめてみました。

そもそも「塩」とはどういうものなのか、
海の塩、湖塩、岩塩の違いについて、含まれている成分(ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウムなど)の割合によって味が違ってきます。

さらに、料理をするときの塩の選び方についてもたとえば、おにぎりには甘みのある=カルシウムの多い塩、ステーキ・お肉には脂身がまろやかになるようにしょっぱみのある岩塩、魚には酸味の強い=カリウム分の多い塩、野菜には苦みのある=マグネシウム分の多い塩、などなど。
塩ごとの成分を見て、料理との相性を考えながらチョイスする、という具合です。

そして最近思うのは、梅干しに一番大切なのは「塩」選びかなと。
実際に、どんな塩が梅にいちばん合い、梅干しがおいしく仕上がるのか。
私が、一番梅に合うのでは!と思ってブレンドするのは、「沖縄の塩」、「長崎の塩」、そして外国の塩は、ビオソルト岩塩、1億年以上前の中国内蒙古の塩、氣パワーソルトなどです。

昔ながらの製法で作られた梅干しは、どっしりとした塩辛さ、すっぱさが特徴的です。
ただ、現在、スーパーなどで見かける梅干しは減塩志向もあり、塩を抜いてビタミンやうま味調味料等を加えた「調味梅干し」が大部分。しかも、土用干しはしていない梅の塩漬け。。。
本来の、梅干しの効能(食中毒予防、虫歯予防、血液の浄化作用、疲労回復、など)、薬効成分を得るためには、昔ながらの梅と塩だけで作られた、「すっぱくてしょっぱい」梅が本物!
はちみつ梅干しなど、一工夫加えた梅干しもおいしいですが、体への効能を意識するのであれば、本来の梅干しを後で、アレンジして使う方がおススメです。

今年の愛情ブレンド塩は、まず、各種塩を合わせて、鉄の厚手鍋で、じっくりと焼き塩にします。それから、少しづつ丁寧にすり鉢で摺り合わせ、宇宙のエネルギーと私の愛情もいれます!

そして、カメの中で、梅に少しづつ塩が溶けてなじんでいくように、粗い塩は、ゆっくりとなじむように、あまり細かくし過ぎないように気をつけて、氣パワーのように細かいサラサラ塩が先になじんでいくように、注意深く摺り合わせます。

塩って本当に大切ですね。今年も美味しい梅干しの為に、これから準備していこうと思います。

今回は、和歌山の無農薬梅を注文していますので、7月になりますが、皆さんとのワークショップができるといいな~と思ってます。お楽しみに!!

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